この記事で分かること
・全世界株と米国株のどちらに投資すべきなのか
・全世界株と米国株の比較
親愛なる読者様へ
皆さんこんにちは。そそ猫の投資大学教授のそそ猫です。
全世界株に投資するか。米国株に投資をするか。
これは投資家さんたちの永遠の議論テーマの1つなのではないでしょうか?
投資の最適解と呼ばれるインデックス投資。
とはいえ当然ながらインデックスファンドにも種類があります。
そのなかで最も人気のあるインデックスファンドが『全世界株式』と『全米株式(またはS&P500)』です。

インデックスファンドに投資する時はどっちの方がいいの?
これが「全世界株式と全米株式、どっちの方がいいのか論争」の原点ですね。
本日は、全世界株式と全米株式のどちらに投資をすればいいのかについて解説していきます。
ぜひ最後までお付き合いください。
それではどうぞ!
データから考える全世界株と全米株
まずはデータなどを使った、一般的な方法で全世界株と全米株を考えていきましょう。
※この記事では、全世界株はVT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)。
※全米株はVTI(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)を用いて考えていきます。
VT(全世界株) | VTI(全米株) | |
250億ドル | 【純資産総額】 | 2690億ドル |
0.07% | 【経費率】 | 0.03% |
約9000銘柄 | 【組み入れ銘柄数】 | 約4000銘柄 |
2.83% | 【直近分配金利回り】 | 1.89% |
全世界株と米国株の主要データ(?)をまとめると上記のようになります。
少し眺めてみましょうか。
純資産総額は全米株が圧倒しています。
つまり簡単に言うと全米株に投資する人の方が多いわけですね。
それが影響して、経費率も全米株の方が安いですね。
組み入れ銘柄数はもちろんのこと、全世界株の方が多いです。
全世界株に投資すると、全世界の上場株式の98%をカバーすることができます‼
かなりのパワーですね、、、
そして直近の分配利回りに目を向けると、全世界株の方が利回りが高いです。
全世界株と全米株の過去のリターン
たくさん数字をならべてきましたが、それぞれの過去のリターンはどうだったのでしょうか?
結論から言うと、リターンが優れていたのは米国株です。
とはいえ個人的に、過去のリターンはさほど参考にならないと考えているので別に過去のリターンはどうでもいいです。
一般的な全世界株と全米株についての終着点
一般的に、この論争については以下のような結論を持っている人が多いのではないでしょうか?
アメリカ1国の成長に信じて、リターンをもとめるなら米国株 全世界に広く分散し、より安定したリターンを得たいなら全世界株
しかし、当ブログでの解説はこんな浅いところで止まるわけにはいけません笑笑
次にこの問題についての少し変わった見方をしていきましょう。
全世界株と全米株に対する面白い見解
両方に共通する1つのメリット
全世界株と全米株は銘柄数、経費率など異なる部分は多いものの共通することもあります。
それは次の2つです。
①経済成長に伴って株価が右肩上がりになること
②差はあれど、分散投資がなされていること
これが何を意味するか。
つまりは、どちらを選んでも最終的な資産形成は成功する確率が高いということです。
どちらでもいい。
そもそもこういう論争が行われている時点で、どちらも優良ファンドであることはほぼ確定しています‼
まずは投資を始めること。
「全世界株と全米株。どちらへの投資が賢明か」ではなく、投資を始めることこそが最も賢明な判断です。
全世界株と全米株で比較する意味
Twitterでとても共感できる内容のものがあったので、引用させていただきます。
そもそも私たちは全世界株と全米株を比較していますが、それに意味はあるのでしょうか?
株式投資を行えば、お金持ちに近ずくことは確かでしょう。
しかし世界には株式を保有していない人が多く存在しています。
ということは、すでにこんなことに頭を悩ませている時点で私たちは勝ち組なのではないでしょうか?
世界不平等研究所のトマ・ピケティは労働者の給料の伸び率は、株式の伸び率よりも大きいことを発表しました。
誤解を恐れずに言うならば、投資している時点で既に勝ち組‼
両方に投資する意味はあるのか
ここまで全世界株と全米株。どちらに投資すればいいのか、ということに焦点をあててかいせつしていきました。
では、全世界株と全米株の両方に投資する意味はあるのでしょうか?
これについては意見が分かれると思います。
私の意見を言うならば、全世界株と全米株の両方に投資することに意味はあります。

しかし全世界株と全米株の両方に投資をしたら、
米国株が余計に重複するだけではないか‼
ちょっとまった‼
全世界株と全米株の両方に投資と、米国株が重複する以外にもできることがあります。
それは、米国株以外の株式の比率調整です。
全世界株式の約6割は米国株が占めます。
反対を言えば、約4割は米国以外の株式が占めます。
例えば「米国の成長には期待しているが全世界株式を買ってしまうと、40%も米国以外の株式がついてきてしまう…。ならば全世界株と全米株の両方に投資して、米国以外の株式を20%に減らそう‼」
というようなことができます。
世界分散させたいけど、米国株を多めに組み入れたい。
そんな方は、両方のインデックスファンドに投資する意味は充分にあるでしょう‼
結論
ここまで解説しておいて、結局どちらに投資すべきかの結論が書いていない。
そんな暴力的な感性は持ち合わせていないのでご安心ください。
世界的な分散投資で安定したリターンを求めたい人→全世界株式のインデックスファンド
米国1国の成長に賭け、リターンを求めたい人→全米株式(もしくはS&P500)のインデックスファンド
世界的な分散投資を行いたいが、米国株の組み入れ比率を高めたい人→全世界株と全米株の両方
個人的には全世界株式派ですね。
まとめ
・全世界株式は世界的な分散重視
・全米株式は米国1国の高リターン重視
・世界的な分散で米国株を多く組み入れたい場合は両方に投資‼
・どちらに投資しても最終的な資産形成の成功の確率は高い
・投資している時点で勝ち組
本日は他のインフルエンサーの方などがふれていないことや全く新しい考えを取り入れて解説していきました。
皆様の投資判断に対していい刺激になっていれば、幸いです。
本日もご愛読ありがとうございます。
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