この記事で分かること
・全世界株と全米株の両方に投資する意味はあるのか
親愛なる読者様へ
皆さんこんにちは。そそ猫の投資大学教授のそそ猫です。
インデックスファンド。
それは、投資の世界で最も人気のある投資法と言っても過言ではないでしょう。
まあ、詳しくは過去記事を参考に、
そのインデックスファンドの中で最も人気があるのが、「全世界株」と「全米株(またはS&P500)」です。
しかし、全世界株と全米株はいずれも優良な指数に連動するためここで1つの問題がうまれます。
「全世界株と全米株はどちらに投資した方がいいのか」
これは非常に厄介な問題です。
熟練の投資家の方のあいだでもこれに関しては意見が分かれます。

全世界株と全米株。どっちに投資したらいいんだろう?

そうだ‼
両方に投資をしよう‼
というふうに、両方に投資をするひとがでてきたわけです。
本日は、全世界株と全米株の両方に投資する意味はあるのかについて解説していきます。
ぜひ最後までお付き合いください。
それではどうぞ‼
両方に投資する意味はあるのか
「とんかつとロースかつ定食。どっちにしようか悩む…。よし‼両方食べよう‼‼」
さて本当に両方に投資する必要はあるのでしょうか?
当然ながら、全世界株のインデックスファンドには米国株も含まれます。
つまり、全世界株に加えて米国株をさらに買ってしまうと、資産全体の米国株の比率が大きくなってしまうわけですね。
米国株の各銘柄も重複するので、両方買うことに意味はない、、、
これが一般的な考えですかね。
この「両方に投資する意味はあるのか問題」についてなんとなく理解してもらったところで、考察に入りましょうか。
前提条件
全世界株と全米株の両方に投資した方がいいのか。それともそうでないのか。
どちらが正解は100年くらいたたないと分かりませんが、たとえどちらかが正解だったとしても投資は自己責任です。
自分の投資判断に責任を持ち、人の意見は参考までにとどめておきましょう。
両方に投資すべきではない
まずは全米株の両方に投資すべきでない理由から考えていきます。
・米国株が重複するため、気づかないうちに集中投資をする恐れがある。
・時価総額加重平均に沿ったポートフォリオが崩れる。
・リバランスや積立金額の調整が必要になり、手間が増える可能性がある。
両方に投資をしてしまうと、上記の3点のようなデメリットが伴います。
シンプルを極めたインデックスの投資戦略において、手間が増えるということは致命的です。
私の知る限りでは、「両方に投資をするべきでない」という意見をもつ人の方が多く感じます。
ほとんどが銘柄が重複するからと言う理由ですね。
両方に投資をしないことはある程度、合理的な判断だと言えるでしょう。
両方に投資すべき
次に全米株の両方に投資するべき理由について考えていきます。
・全世界に分散投資しつつ、米国株多めのポートフォリオを作れる。
・全世界株一筋の時よりも経費率が下がる。
両方に投資すると、上記のようなメリットが生じます。
「米国株中心で資産形成を行いたいけど、一応他国株にも投資をしておきたいな、、、」
そう考えている方にはぴったりの考えですね。
1つの国に集中しつつも、他の国にも投資をする。
これはバークシャーハザウェイの投資に少し似ていますね。
投資の神様ウォーレンバフェットが率いる投資会社でも、1つの銘柄に集中投資をしつつ他の様々な会社にも投資しています。
両方に投資をしてしまうと、シンプルさが欠落するうえ、多少たりとも手間が増えてしまいます。
しかし、両方に投資をするという戦略は決して悪い選択肢ではないと私は考えています。
まとめ
【全米株の両方に投資してしまうと、】
・米国株が重複するため、気づかないうちに集中投資をする恐れがある。
・時価総額加重平均に沿ったポートフォリオが崩れる。
・リバランスや積立金額の調整が必要になり、手間が増える可能性がある。
【全米株の両方に投資すると、】
・全世界に分散投資しつつ、米国株多めのポートフォリオを作れる。
・全世界株一筋の時よりも経費率が下がる。
いかがだったでしょうか。
これまで、両方に投資すべきではないと考えていた人からすれば目から鱗の内容だったと思います。
ここまでだらだらと解説してきましたが、最終的に資産が増えれば、別に両方に投資しても片方に投資してもあまり変わりません。
自分の投資判断に自信を持ち、長期目線の株式投資を行っていきましょう‼
本日もご愛読ありがとうございます。
投資は自己責任でお願いします。
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今日も緩めに頑張っていきましょう‼

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