円安・円高とは?為替相場の仕組みを世界でもっとも分かりやすく解説!!

ドル円

親愛なる読者様へ

皆さんこんにちは。そそ猫の投資大学教授のそそ猫です。

この記事では、為替相場について分からない人にその仕組みと円安・円高について解説します。

あ~、待って!!いかないで!為替の文字を見ただけでサイトを閉じようとしないで~!

世界一わかりやすく解説します。

そもそも為替相場とは?

為替相場(為替レート)は、外国為替市場において異なる通貨が交換(売買)される際の交換比率です。

                                             日本銀行HPより

 インターネットで検索をすると、上のような結果が出てきます。外国為替市場や通貨の交換など普通に生きていて、あまり聞かない言葉が並んでいますね。

それでは解説していきましょう!

皆さんはおそらく日常で「円」という通貨を使って生活しているはずです。円を使って給料をもらい、円を使って支払いを行っているでしょう。

では、海外ではどうでしょう?

残念ながら海外では円は使われていません。ご存じの通り、通貨は国ごとによって違うんですよね

これが為替相場が存在する原因です。

もし海外旅行に行く時、日本の円をその国の通貨に交換する必要があります。日本にアメリカのドルで支払いができるお店が存在しないのと同じようにアメリカにも日本の円で支払いができるお店はありません。

仮に1$=120円としましょう。(「$」というのはアメリカ合衆国の通貨である「ドル」を表す記号です。)この時、120円あれば1$と交換できるという意味になります。

この交換の比率が為替相場です。

式に表すとこんな感じ

$:¥=1:120

そして通貨と通貨を交換、取引する場所を外国為替市場と言います。

為替チャートって何?

 先ほど、1$=120円を用いて説明しましたが実はいつでも1$=120円とは限らないんですよね。これが非常に厄介。

この交換比率が変わるのが変動相場制、変わらないのが固定相場制です。日本やアメリカは変動相場制です。

1$=100円の時もあれば、1$=150円の時もあります。

じゃあ、今は1$いくらなの?これまでは1$何円だったの? これをグラフにしたのが、為替チャートとなります。

グーグルファイナンスより引用

これが1$を円で割った為替チャートになります。1$を何円で買えるかということです。

記事を書いている今現在は1$147円ですね。(=は省略することもあります。普通はつけないと思ふ。)

多くの人が為替と聞いて最初に思いつくのはこのグラフなのではないでしょうか?

円安・円高とは?

 そろそろ頭痛と吐き気が襲ってくるころなのではないでしょうか?

円安・円高。これを理解するのは至難の技です。まずはかたぐるしい言葉で説明していきます。

円安…他の通貨に比べ、円の価値が相対的に下がること

円高…他の通貨に比べ、円の価値が相対的に上がること

それだは分かりやすく説明していきましょう!

これでわかる!円安・円高

あるところに外国為替市場がありました。

少年
少年

おっちゃん‼1$くれよ!

外国為替市場
外国為替市場

はいよ。1$110円だよ

少年
少年

はい、110円。

外国為替市場
外国為替市場

はい、1$だよ

気をつけて帰れよ

そうして少年は1$を握りしめて家に帰りました。

~1か月後~

少年
少年

おっちゃん‼1$くれよ!

外国為替市場
外国為替市場

はいよ。1$130円な

少年
少年

あれ?なんかドル値上げした?

外国為替市場
外国為替市場

そうなんだよ~

実はドル、値上げして高くなったんだよ~

そう、これがドル高です!

そしてドルが値上がりしたということは円が相対的に安くなったことを意味します。

そう、これが円安です!

逆もまた然り

さらにまた1か月後

少年
少年

おっちゃん!1$くれよ!

外国為替市場
外国為替市場

はいよ。1$80円だよ

少年
少年

あれ?ドル値下がりした?

外国為替市場
外国為替市場

そうなんだよ~。ドル値下がりしたんだ

そう!これがドル安です!

そしてドルが値下がりしたということは円が相対的に高くなったことを意味します。

そう!これが円高です!

もしポテトチップスが値上がりした時に、「円の価値下がったらしいぜ。」という人はい少ないでしょう。普通に「ポテチ値上がりしたらしいぜ。」の方が自然ですよね。

それと同じように考えれば、分かりやすいのではないでしょうか?

①1$=130円

②1$=80円

①は②と比べて円安、②は①と比べ円高となります。

ちなみに比較対象がなければ、円高・円安と判断することはできません。1か月前と比べたり、1年前と比べたりなどです。

これで完璧🤩

 ここまで読んでおそらく多くの人が為替について理解できたことでしょう。

ここでいくつか補足させて頂けます。

  • 当記事では日本の円とアメリカのドルを用いて説明してきましたが、当然おなじことが他の通貨に対しても言えます。例)スイスのフラン、ヨーロッパのユーロ、中国の元、イギリスのポンドなど
  • 為替相場は円との組み合わせだけではありません。ユーロとドルの組み合わせであったり、元とポンドの組み合わせにも為替相場は存在します。
  • 先ほど、1ドルを円で割ったグラフを貼りましたが、1円をドルで割った為替チャートも存在します。

まとめ

  • 為替相場は通貨を交換する時の比率
  • 為替相場をグラフにしたものが為替チャート
  • 円の価値が相対的に下がったのが円安、上がったのが円高。
  • 比較対象がなければ、円安とも、円高とも判断できない。
  • 為替相場は変動相場制を採用するすべての国の通貨に存在する。

いかがだったでしょうか?この記事を読んで為替について理解できたひとがいてくれれば幸いです。


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