価格変動率(ボラティリティ)を徹底解説!なぜ各資産クラスで価格変動率が大きく違うのか?

投資の思考法

 

親愛なる読者様へ

皆さんこんにちは。そそ猫の投資大学教授のそそ猫です。

本日は少しレベルの高い記事の内容となっています。

早速ですが皆さんボラティリティという言葉を知っているでしょうか?

まあ、、知ってるよね?投資やってる人なら

ボラティリティ…価格変動率のこと。値動きの激しい(1日で+30%や-30%とか動く。仮想通貨とかですね)ことをボラティリティが大きい、値動きが穏やか(債券とか)なことをボラティリティが小さいと表現します。

仮想通貨はボラティリティが非常に大きく債券はボラティリティが小さいです。

ではこのボラティリティの違いはなぜ生まれるのでしょうか?

各アセットクラスでボラティリティの大きさが違う理由を考えていきましょう!!

(アセットクラスとは簡単に言うと資産の種類のことです)

自分はボラティリティについてある程度理解している!と思う方は「なぜ各資産クラスで価格変動率が大きく違うのか?」からお読みください。

それではどうぞ!!

各アセットクラスのボラティリティの大きさ比べ

 まず各アセットクラスのボラティリティの大きさから確認していきましょう!

最初にこれをやらないとボラティリティの大きさの秘密を探ることはできませんね。

各アセットのボラティリティの大きさランキング

1位  仮想通貨

2位  コモディティ(金、トウモロコシ、原油)

3位  株式

4位  不動産

5位  債券

まずはこのランキングを頭に入れて下さい。

それでは次行きましょう!

Q.なぜ値動きがが存在するにか A.売買による需要と供給があるから

 ボラティリティの大きさを知る前になぜ値動きが存在するのかを確認しましょう。

A 需要と供給によって決まる

はい。これだけです。

たくさん買われれば値上がりするし、たくさん売られれば値下がりします。

前の記事でも解説したように業績が上がるだけでは株価は上がりません。

業績が上がり株が買われてはじめて、株価が上がります。

株式投資の基本のき!!株式投資の仕組みを理解しよう😎
株式投資って何なんだよ~!!どうすればいいんだよ~!!!!というかたはぜひ目を通してみて下さい。

では投資家の方々は何を考えて、何を見て売買をしてしているのでしょう?

それは投資先の本質的価値です。

なぜ各資産クラスで価格変動率が大きく違うのか?

 ここからが本題です。

先ほど投資家は投資先の本質的価値を見て売買をしていると説明しました。

例えば、償還時に元本1万円を受け取れる債権があったとします。

もしこの債券が5000円で売られていたらどうでしょうか?

おそらく多くの人がこの債券を買うでしょう。買われれば、値段は上がります。

ではこの債券ををあなたが持っていたらどうでしょう?

この債券価格が1万円以下なら債権を保有しつづけて、償還時に1万円をを受け取るのが賢明な判断でしょう。

もしこの債券の価格が1万円を超えたらどうでしょう?

あなたは償還期限を待つより、今すぐ売って現金化した方が多くの利益を得ることができます。

すべてのひとがこのような投資判断を下せば、債券価格は元本の1万円に概ね近づきます。

 このように価格は概ねその資産の本質的価値に近づきます。

債券であれば、償還時に受け取れる金額。株式であれば、その会社の企業価値。不動産であれば、土地と建物の価格。

では仮想通貨やコモディティに本質的価値はあるのでしょうか?

A 答えにくいです

コモディティには本質的価値はなく、世界中での需要と供給で価格が動いています。

たとえコモディティに本質的価値がなくても人々は原油がなければ凍死しますし、食べものがなければ飢え死にします。金がなければ集積回路を作れません。

仮想通貨に至っては食べることも暖を取ることもできないので仮想通貨市場は常に投機性に満ち溢れています。

つまりボラティリティの大きさは本質的価値の見えやすさにあります。

先ほどのランキングを見返してみましょう。

  各アセットのボラティリティの大きさランキング

1位  仮想通貨←本質的価値がほぼない。故に市場は常に投機性に満ちてボラティリティが大きくなる

2位  コモディティ(金、トウモロコシ、原油)←本質的価値が見えにくくボラティリティは大きいが食べたりすることができる。

3位  株式←企業価値と企業の収益性から本質的価値を見出せる

4位  不動産←不動産は時価を決める方法が国によって定められている。よって本質的価値が見えやすい。

5位  債券←償還時に受け取れる金額とクーポンから本質的価値を計算できる!

本質的価値が見えずらく、投機性が大きいアセットクラスほど、ボラティリティが大きくなります。

この考えを用いれば、バリュエーションを無視した高PER株がボラティリティが大きくなるのも理解できますね。

投機については来週月曜に記事にまとめるので楽しみにしててください!

理解必須の重要項目!!投資と投機の違い。
皆さんは投資と投機の違いを説明できるでしょうか?出来ない人もこの記事を読めば投機の違いを理解することが出来ます。

まっとめ~

  • ボラティリティが大きさは本質的価値の見やすさで決まる
  • 本質的価値がほぼない仮想通貨はボラティリティが大きく、本質的価値を計算できる債券はボラティリティが小さい。
  • ちょっと今日は記事書いて疲れたので昼寝をしたい

いかがでしょうか?少々分かりにくかった部分、難しい言葉が出てきたかもしれませんが、そういう場合はよく読んで調べて少しずつ理解していってください!

なお投機と投資について詳しく知りたい方はこちらの書籍の第一章を参考にして下さい。


  


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