年初来でS&P500は約17%下落しました。
親愛なる読者様へ
皆さんこんにちは。そそ猫の投資大学教授のそそ猫です。
本日はたとえ暴落局面でも株を売るべきでない理由について解説していきます。
感覚的には暴落が始まったばかり、もしくは暴落前に売って少しでも安値で拾った方がいいように思いますよね。
若かりし頃の私も
「手数料分、安く変えれば問題ないじゃん!!」
とか思ってました笑
それでは解説行きましょう!!
暴落局面でも買い持ちし続ける理由2選
暴落局面でも株を売って買いなおしをせず、ホールド(買い持ち)すべき理由は以下の2つです。
- 売ってから買いなおしまでのコストは手数料だけではない!
- そもそもタイミングを読むのは難しい!!
それぞれ見ていきましょう!
売ってから買いもどしまでのコストは手数料だけではない!
「手数料分、安く変えれば問題ないじゃん!!」
この考えだけで投資の売買行動に駆けるのはとても危険です。
大切な時間とお金を失うことになります。
その原因となるのが、そう皆さん大嫌いの税金ですね。
株式は売却するときに「金融所得課税」がかかります。
この金融所得課税は売却益の20.315%(所得税15%、住民税5%、復興特別所得税0,315%)かかります。
なのであなたが株を売ると利益の2割が税金として吹っ飛びます。
つまり暴落時に株を売り、買い戻すならば手数料分だけでなく税金の分まで安く買わなければいけません!!(当然暴落時以外も)
これを知らずに株を売ってしまったら知らずのうちに資産を減らし、買い戻しのタイミングを測るために魂魄をすり減らす羽目になります。
それではシュミレーションをしてみましょう!
運用総額ー200万円
(元本ー100万円 含み益ー100万円)
不景気が近づき、暴落が来そう
この状況であなたは暴落を予感し、全株売却しました。
利益の100万円に約20%の税金がかかり、手元に残ったのは180万円です。
売らなければ200万円だったものが売ったため、10%の資産が減りました。
つまり今回のシュミレーションで買い戻して利益を得ようとするならば、
売った株が10%以上下落してから買い戻さなければなりません。
さらにそこに手数料も加わります。
よほど相場を読むのがうまい人、もしくは含み益が小さく手数料無料である人でなければ株を買いなおして儲けようとすることはできません。
投資でも給与でも事業でも税金は厄介な敵ですね。
キングダムで言うところの李牧でしょうか。

私は桓齮将軍推し。
そもそもタイミングを読むのは難しい!!
暴落局面でも株を買い持ちし続ける2つ目の理由はシンプルに売買タイミングを読むのが難しいことです。
先ほど述べたようにある程度含み益のある状態では、買い戻すときにそれなりに下落していなければなりません。
果たしてその水準まで下落するのか、ただの調整局面で終わってしまうのではないか、そもそも株価は上がり続けてしまうのか、、、など例を挙げればきりがありません。
しかし中にはそういったことを全て言い当ててしまう人はいるものです。
そういう方は長期投資なんてやらずに短期投機を繰り返すことをお勧めします。
そっちの方が資金効率がいいらしいのでね。私はやったことないのでわからないです。
あくまで「投資ブログ」ですから。投資と投機の違いについては過去記事を参考に。

有名なエピソード!「靴磨きの少年」について思う事
皆さんは「靴磨きの少年」というお話をご存じでしょうか?
投資の世界では有名なエピソードです。
かつて、ケネディ大統領の父であるJ・P・ケネディは靴磨きの少年に株を買うことを薦められました。
こんな少年までもが株に関心を持っているならば、もう株の買い手はいないかもしれない。だとしたら市場はあと売られるだけ。
そう考えたJ・P・ケネディは暴落を予知し売り逃げて損失を回避した。
はたして本当にjケネディは株を売るべきだったのでしょうか。
結論から言うとわかりません。
もしかしたらそのときに売っても十分もとが取れる下落幅と含み益だったかもしれないし、そうじゃなかったかもしれない。
言いたいことは暴落前だからと言って安易に株を売らないことです。
そもそもその時が暴落前かどうかもわからない。
株のホールドこそが資産の最大化につながります!!
まとっめ
- 暴落時でも株は売るべきでない
- なぜなら税金と手数料という2つの売買コストのせいで買い戻しのもとがとれないから。
- そもそも相場を読むのは難しい!
- 桓齮はかっこいい
いかがだったでしょうか。
今回紹介したこと以外でも株をホールドし続ける根拠となるデータなどは多くあります。
ぜひ今回の内容を参考にし、賢明な投資判断を心がけてください!
本日もご愛読ありがとうございます。
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