親愛なる読者様へ
皆さんこんにちは。そそ猫の投資大学教授のそそ猫です。
最近はネクストブームになりうる新興国に注目が集まりつつあります。
しかし新興国は先進国と比べ、デフォルトリスク・地政学リスク・不正会計リスク・流動性リスクなど先進国投資と比べ多くのリスクが付きまといます。
(当然ですが先進国にも先進国特有のリスクはあります!人口減少とか格差是正のための政策など)
今週一週間はそんな新興国の経済や社会の状況について解説します!
4日目の今日はサウジアラビアについて解説します。
月曜日の記事を読んでいない方は先にそちらを↓
それでは解説行きましょう。
サウジアラビアの基本情報!まずはこれを押さえよう
首都…リヤド
人口…3421万人
面積…3287千平方キロメートル
通貨単位…サウジアラビア・リアル
ちなみにリアルは1ドル=3.75リヤルの固定相場制です。少し重要。
エネルギー自給率…311%
穀物自給率…7%
主な宗教…イスラーム(94%)
主な民族…サウジ系アラブ人(74%)
主な言語…アラビア語
産業別人口の割合
第一次 | 第二次 | 第三次 |
2.5% | 24.8% | 72.7% |
貿易額(万ドル)
輸出 | 輸入 |
207572 | 135211 |
気候と産業
気候
まずはサウジアラビアの気候から見ていきましょう。
知っての通りサウジアラビアは乾燥帯の砂漠気候です。
とても暑くて乾燥している地域ですね。
降水量が非常に少ないため、農業には向いておらず穀物自給率も1ケタですね。
個人的には砂漠にはあまり行きたくないな、、、
軽井沢でプリンを食べていたいです。
産業
サウジアラビアの産業についても皆さんご存じの通り「原油」になります。

サウジアラビアの石油の世界シェアは上のグラフの様になります。
私も今初めて知ったのですが、サウジアラビアは生産量1位ではないんですよね。
1位はアメリカ、2位はロシアになります。
まあロシアとサウジアラビアは誤差ですけどね。
ちなみに埋蔵量の1位はベネズエラです。
まあ適当に総合ランキングにしたら多分サウジアラビアが世界一の原油大国になります。
サウジアラビアは石油がたくさん取れます。
それを取っているのが国営のサウジアラムコです。
世界時価総額ランキング1位とか2位くらいにいる大企業です。
サウジアラビアはその豊富な原油資源で国力を莫大にしてきました。
世界一の原油大国になるまで
ペルシア湾岸やアラビア半島には大規模な油田が集中しています。
しかし石油資源の開発が始まった当初は石油の利権を国際石油資本と呼ばれる欧米の企業が独占して今した。
そのため原油生産は油田がある中東諸国の利益につながりませんでした。
その転機になったのが1960年に産油国が結成したOPEC(石油輸出国機構)です。
今となってはニュースでたまに取り上げられますね。
1970年代には石油の生産量や価格の決定権を産油国が得ることができ、産油国に莫大の利益をもたらしました。
そうやってできたのがリッチな町ドバイです。
いつか行ってみたい。
サウジアラビアへの投資手段
では早速サウジアラビアへの投資法を紹介していきましょう。
残念ながら日本からサウジアラビアの個別株へ投資することはできません。
さらにはサウジアラビアETFへの投資も日本からでは不便です。
KSAと言う優秀なサウジアラビア株ETFがありますがそれもたしかサクソバンクに口座を持たないといけなかった気がする。

いちおう、KSAとs&p500のチャートを貼っておきます。
黄色がKSA・青がs&p500です。
サウジアラビアの経済や株式市場に関心をもつ必要はあるのか?
たとえ投資妙味があっても他の国や地域と比べ、格段に投資しにくいです。
じゃあサウジアラビアの株式市場や経済に関心をもつ必要はないのでしょうか?
結論から言えば、もちろんそんなことはありません。
理由はサウジアラビアが世界に影響を持つ産油国であるからです。
さきほど紹介した通り、サウジアラビアは世界一の原油大国です。
たとえ直接的に投資ができなくてもサウジアラビアの状況には気をつかっていきましょう!
個人的にはそんなことより肌の調子が気になります笑
乾燥の季節が近づいてきましたからね。
まとめ
- 乾燥帯の砂漠気候。乾燥していてとても暑い。
- 合衆国ドルとの固定相場制
- 世界最強の原油国
- OPECを形成し、産油国が原油の利権を握る
- サウジアラビア株への比較的不便。個別株への投資はできない。
- しかし、サウジアラビアへの経済状況は常に気にかけるべき
いかがだったでしょうか?
日本からのサウジアラビア投資は非常に不便ですがサウジアラビアへの関心は絶やさずにいてください。
実は今日サウジアラビアについて記事を書くか悩みました。
サウジアラビアは果たして新興国と言えるか、投資しずらい地域を解説する意味はあるのか?
最終的には見ての通り書くことにしました。
原油は国家の血液です。
世界中の国々の血液の主導権を担う国を見過ごすわけにはいきませんしね。
投資に関係ないことも投資に関連付けようと考えることはとても大切です。
日々の生活から心がけていきましょう‼
本日もご愛読ありがとうございます。
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次回の記事もご期待ください!
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