【ドル円】なぜ今円高に反転?直近1年のドル円相場の変動とその理由

円安

 

親愛なる読者様へ

皆さんこんにちは。そそ猫の投資大学教授のそそ猫です。

最近は様々な食品が値上がりして大変ですね、、、

今日ファミマに行ったら、去年までは180円くらいで買えたファミチキが10円くらい上がってました泣

今日はそんな値上がりの原因である「円安」について解説していきます

 

昨年末から続く円安。

その原因は一体何なのか、そして今円安トレンドが終わり、円高にトレンドが反転しつつあります。

その理由を分かりやすく解説するので、ぜひ最後までお付き合いください。

当記事ではこれまでの円安の原因、明日の記事では円安トレンドの終わりが近づいていることについて解説していきます。

なお、円高や円安・為替レートについてよくわからないという方はお先に過去記事を参考にしてください。

それではどうぞ!

これまでの円安の原因3選!!

円安の原因は主に3つです。

1つは全世界共通のドル高。  2つは日本特有の円安です。

順番に見ていきましょう。

全世界共通のドル高

地政学リスクの上昇による資産の逃避

1つ目の理由は全世界共通でドル高が起こっているためです。

昨日の記事で通貨は国の信用によって成り立つことということを説明しました。

つまりロシアがウクライナに攻め込み、世界情勢の先行きに多くの機関投資家、個人投資家が悲観的になりました。

そうすると結果として世界一の国であるアメリカのドルが買われるわけです。

そしてドル高になります。

通貨についての記事とアメリカが最強の理由についてはこちらの記事を参考にしてください。

  

この一年でポンドもユーロも元も円もすべて対ドルで売られました。

やはり世界一の座はアメリカですね。

日本特有の円安

円安ドル高の要因の3つのうち2つは日本特有の円安です。

順番に解説行きましょう。

日米金利差の拡大による円売りドル買い

1つ目は日米の金利差拡大による円売りドル買いです。

初心者の方からしたらただの呪文にしか聞こえない感じのやつです。

投資初心者の方にも分かりやすく解説していきます!!

まずは上の画像をご覧ください。

このA銀行の金利は5%です。

→つまりお金を1年間預けたらお金が5%増えて戻ってくる銀行です。

ではこのA銀行の他にJ銀行があったとします。

この銀行の金利はなんと0.01%です。

 

皆さんならA銀行とJ銀行のどちらにお金を預けるでしょうか?

もちろんA銀行ですよね。

しかしA銀行ではドルの取り扱いしかありません。

さらにJ銀行には日本円の取り扱いしかありません。

ならば日本円でドルを買うしかありませんよね!!

 

ここまでの話をきいて感づいた人はいるのではないでしょうか?

実は、A銀行はアメリカの銀行を表していて、J銀行は日本の銀行を表しています。

そして今説明したことが現実世界で起こっています。

以上が円安の原因の1つ目です。

 

アメリカで金利が上がっているわけですが、

ではなぜ日米で金利差が拡大しているのでしょうか?

それはアメリカの中央銀行が国内でのインフレを退治するためです。

金利が上がれば、個人や法人が設備投資や借金を通した消費に消極的になるからです。

そうすれば需要が下がり、値段が落ち着くわけですね。

 

それに対して日本はどうでしょうか?

日本ではそもそも金利を上げるほどのインフレが起こっていません!!

なので金利を上げる必要はないので、景気をよくするためにゼロ金利政策を続けています。

金利が低いなら高い時の逆で、消費や投資に積極的になりますね!

じゃあ円安を止めるためだけに金利を上げるべきかというと、そうではありません。

もし日本で金利が上がれば住宅ローンを変動金利で組んでいる人が嘆きます。

日本人は新築を35年ローンで買うのが好きなのでね、、、

貿易赤字による円売りドル買い圧力

円安ドル高の最後の要因は日本の貿易赤字です。

また来ましたね、、、初心者にわからない謎の呪文が、、

 

貿易赤字とはなんでしょうか?

まずは貿易収支から学びましょう。

貿易収支とは、輸出総額から輸入総額を差し引いたものになります。

貿易収支 = 輸出総額 ー 輸入総額

そしてこの貿易収支がマイナスの状態を貿易赤字プラスの状態を貿易黒字と言います。

なので100円分の物を輸出して、80円分の物を輸入したら、20円の貿易黒字です。

いまの日本は貿易赤字です。

輸入総額が大きいんですよ。

日本のエネルギー自給率は1%です。

つまり残りの99%は輸入で賄わなければいけません。

しかし昨年からエネルギー価格が暴騰(値段が上がること)

結果として輸入総額があがり、貿易赤字に陥りました。

 

ではなぜ貿易赤字だと自国通貨は売られるのでしょうか?

答えは割と単純です。

もしアメリカからものを輸入するときはもちろんドルが必要です。

つまり輸入ではものを買う前にドルを買わなければいけません。

逆もまた然り。

輸出するときは向こうが円を用意しなくてはなりません。

→輸入をすると円が売られる

→輸出をすると円が買われる

いまは貿易赤字で輸入の方が大きいので円安になるわけですね。

 

ちなみに輸出するときに輸出相手に円を用意させるのではなく、ドルで支払いをしてもらい、外貨を稼ぐという手段もあります。

なので貿易赤字国はあくまで自国通貨売り相手国通貨買いの圧力が強まるだけってパターンもあります。

まとめ

円安ドル高の原因3選!!

①地政学リスク上昇によるドル買い

②日米金利差の拡大

③日本の貿易赤字

最後までお付き合いありがとうございました。

円安で輸入品が値上がりしている。ならば国産のおいしいものをたくさん食べよう!

といった感じにここでの学びをぜひ日々の生活に取り入れていってください!!

明日はなぜ今円安ドル高のトレンドが転換しつつあるのか解説していきます。

お楽しみに!!

 


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